BOEの大型LCDにおける2022年の世界シェアは28.9％に達する見通しです

2022年、BOE（京東方）の大型LCDにおける世界シェアは28.9％に達する見込みです。第4回デジタル中国建設成果展において、BOEの上級副総裁兼スマートシステム・イノベーションCEOである魯寛（ルー・クアン）氏は、Sigmaintellの予測として、2022年までにBOEの大型LCDの世界シェアが28.9％に達すると紹介しました。

魯氏によると、2020年におけるBOEの研究開発投資額は94.42億元に達しました。世界的な市場調査機関Omdiaのデータによれば、2020年においてBOEはスマートフォン、タブレット、ノートパソコン、モニター、テレビの5つの市場分野で、出荷台数およびディスプレイ出荷量において世界首位を獲得しています。

魯氏は、次の段階としてIoT（モノのインターネット）応用がBOEの研究開発の重点となると述べました。

展示会場では、BOEが独自に開発したデジタルプラットフォームに基づく「スマートパークソリューション」が展示されており、園区管理、スマートセキュリティ、スマート交通、スマート環境、スマートオフィスといったシナリオが紹介されました。このソリューションは、江西省景徳鎮の陶溪川や天津の「ファースト・ライトイヤー・シティ」デモゾーンなど、6つの主要パークで既に導入されています。

現在、BOEはスマートカー、スマート小売、スマート金融、産業用インターネット、スマートパーク、デジタルアートなどのアプリケーションシナリオ向けにIoTソリューションを展開しています。魯氏は、「これらのソリューションは、当社自身の融合発展の新たな道を切り開くだけでなく、国家関連産業のデジタル転換や、グローバルなIoT産業の発展にも貢献することを期待しています」と述べました。