サムスンは中国の携帯電話メーカーに100万枚の折りたたみディスプレイを供給予定
韓国メディアによると、サムスンは競合他社向けに折りたたみモバイルディスプレイを供給する予定です。Galaxy Z FoldやZ Flipを購入しなくても、サムスンの折りたたみディスプレイを搭載した端末を手に入れることができるようになるかもしれません。韓国メディアETNewsの報道では、サムスンは自社のモバイル部門以外の企業にも折りたたみ画面技術を提供する準備が整っているとのことです。
報道によると、サムスンは横折り(Galaxy Z Flipタイプ)と縦折り(Z Foldタイプ)のデザインを含む計100万枚の折りたたみディスプレイを供給する予定です。一部のモバイルブランドは四半期ごとに数千万台のスマートフォンを販売しているため、100万枚は多く聞こえないかもしれませんが、非常に若い折りたたみディスプレイ市場にとっては大きな成長を意味する可能性があります。
この報道では、名前を明かさない業界関係者が「複数の」中国スマートフォンメーカーがサムスンディスプレイと協力して折りたたみハードウェアを開発中であることを明らかにしました。これらの第三者のスマートフォンは2021年後半に出荷される予定で、OPPOやvivoの製品が含まれる可能性があります。Galaxy Z FoldやGalaxy Z Flipのような折りたたみスクリーンを搭載したモデルも登場するかもしれません。
IT Houseが把握した情報では、サムスンは自社製品向けにディスプレイ技術(折りたたみディスプレイを含む)を優先的に確保する傾向がありますが、長期的な成功は第三者向けの部品販売にかかっています。例えばサムスンは2017年、iPhone Xのディスプレイとチップ製造で、Galaxy S8の生産よりも多くの利益を上げました。
サムスンにとって現在の主な課題は、折りたたみスマートフォンの市場を育成することです。
サムスンはこれまで、自社のディスプレイ部門が開発した折りたたみスクリーンを、フラットパネル型のGalaxy Z Foldと折りたたみ型のGalaxy Z Flipスマートフォンに採用してきました。
サムスンディスプレイは過去数年間、他の買い手との契約を試みてきましたが、あまり順調には進んでいないようです。
例えば華為(Huawei)は供給が限られていたため北京東方(BOE)のフレキシブルスクリーンに切り替えました。またサムスンは華星光電(CSOT)などの企業からの競争にも直面しています。
現在の市場全体を見渡すと、サムスンディスプレイは超薄型ガラス(UTG)を採用した折りたたみスクリーンの唯一のメーカーです。しかし、昨年11月の報道によると、北京東方もUTG保護ガラスを採用した競合製品の展開を計画しているとのことです。





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