柔軟なAMOLEDパネルの出荷量が、剛性パネルを超えると予測されています
スマートフォン向けのアクティブマトリックス有機エレクトロルミネセントダイオード(AMOLED)パネルの需要が増加する中、2020年までにフレキシブルAMOLEDパネルの出荷量がAMOLEDパネル全体の出荷量の50%以上を占めると予測されています。
IHS Markit(ナスダック:INFO)の発表によると、重要な情報、分析、ソリューションの世界的リーダーである同社によれば、フレキシブルAMOLEDパネルの出荷量は2020年までに3億3,570万ユニットに達し、硬直型AMOLEDパネルの3億1,590万ユニットを上回ると予測されています。フレキシブルAMOLEDパネルは、2018年の38.9%から増加し、AMOLEDパネル全体の出荷量の52.0%を占めると見込まれています。
「フレキシブルAMOLEDパネルを搭載したスマートフォンの需要は、2016年以降急速に拡大しています。これは、曲面ディスプレイやフルスクリーンディスプレイの需要の増加に起因しています」とIHS Markitのディスプレイリサーチ担当シニアプリンシパルアナリスト、ジェリー・カン氏は述べています。「主要なスマートフォンブランドは、フレキシブルAMOLEDスクリーンをプレミアム製品に搭載し、硬直型AMOLEDや低温多結晶シリコン(LTPS)液晶ディスプレイ(LCD)パネルとは異なる形状を実現しています。」
Appleは2017年にiPhone Xに初めてフレキシブルAMOLEDパネルを採用しました。2018年には、初代よりわずかに大きいフレキシブルAMOLEDパネルを搭載した2番目のiPhoneを発売する予定です。この新しいiPhoneの需要が、フレキシブルAMOLEDパネルの出荷を促進すると予測されています。
「もう1つの要因は、ハイエンドスマートフォンブランドがフレキシブルAMOLEDパネルを使用した折りたたみ式アプリケーションを計画していることです。これは硬直型AMOLEDやLTPS LCDパネルでは実現できません。折りたたみ式AMOLEDパネルは、今後予測されるモバイルデバイスの需要を大きく変える鍵となるでしょう」とカン氏は述べています。
フレキシブルAMOLEDパネルの出荷量は、2018年に1億5,760万ユニットに達すると予測されています。これは2015年の4,650万ユニットから約3倍の増加で、年平均成長率は50%と見込まれています。





Microsoft Teams
WhatsApp
メール
お問い合わせ
WeChat
ページ上部へ