2022年、テレビパネルは厳しい状況に直面

韓国のパネル工場によるOLED生産能力の継続的な拡大、LCD生産の延長、そして他地域のパネル工場の一部LCD生産ラインの最大生産能力が2022年も市場に投入され続けるため、テレビパネルの全体供給量は大幅に増加すると予想されています。

CINNOリサーチは、世界最大のテレビメーカーである韓国の2ブランドがテレビパネルの購入を率先して削減し、それが他のブランドの購入にも影響を与えていると指摘しています。特に大型テレビパネルの購入量に大きな影響があり、パネル価格の下落が止まる時期も遅れているため、大型パネルの価格下落が予想以上に大きくなっています。当初は、2022年3月から4月にかけて55インチ以下のテレビパネル価格が底値に達し、下落が最初に止まると見られていましたが、現在の状況では6月まで価格下落が続く可能性があります。

2022年の需給ギャップは2021年よりも大きくなり、パネル工場は2022年により厳しい挑戦に直面すると見られています。なお、2022年にはいくつかの重要なポイントにも注目が必要です。韓国パネル工場のLCD生産ラインの停止、テレビおよびITパネルの生産能力配分の調整、完成機需要および部品供給に対する感染症や戦争などの影響、これらすべてが2022年の業界動向を示す重要な指標となるでしょう。