接着技術:エアギャップボンディング(パート1/2)
ディスプレイが現代の世界で至る所に存在するようになるにつれて、ディスプレイとタッチスクリーンの性能は、デバイス設計において重要な考慮事項となっています。一般的なディスプレイは、カバーガラス、タッチパネル、LCDなどの多層構造で構成されており、それぞれの層が適切に機能するように組み合わされています。GMNは、高品質な接着剤と独自のボンディング技術を用いて、これらのパーツを一体化しています。
フロントパネルのインテグレーターとして、GMNはディスプレイ部品の理想的な構造と積層を実現するために、エアギャップ/フレーム接着剤、剛性対剛性液状光学用接着剤(LOCA)、剛性対剛性光学用接着剤(OCA)の3種類のボンディング技術を提供しています。これらの接着ソリューションは、医療、軍事、自動車、計測機器、産業用コントローラーなど幅広い業界に対応しています。
この3部構成のブログシリーズでは、それぞれのボンディング技術の利点と課題を紹介します。まずは、GMNのオリジナル技術である「エアギャップボンディング」について解説します。
エアギャップボンディングとは?
エアギャップボンディングは、層の周囲にフレーム状の接着ガスケットを配置し、積層内に小さな空気の隙間(エアギャップ)を残す技術です。液状の接着剤を塗布したり硬化させる必要がないため、他の接着方法に比べてコストが大幅に低減されます。
なぜエアギャップボンディングを選ぶのか?
コスト効率が良く軽量であることから、可読性や耐衝撃性が特に求められない用途において人気のある構造です。
ただし、低コストというメリットの一方で、いくつかの課題もあります。層がガスケットで接合されて空気層ができるため、光の屈折が追加されて明るい環境下での画面の視認性に影響が出ることがあります。また、空気層の存在は製品を湿気や破損に弱くし、屋外や過酷な環境での使用には適していません。





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